能生川の被災状況調査

2017年の夏季から秋季にかけての3度の出水により多数の浸食被害が発生した能生川(糸魚川市)の現地調査を新潟県庁とともに実施しました。

わずか10kmの区間に10箇所もの堤防浸食の被害が発生し、このうちのいくつかは堤内地に甚大な浸水被害をもたらす可能性があったことが確認されました。また、1年の間に3度の出水を繰返して経験したことが履歴効果となり、このような複数の浸食箇所の発生に繋がったことが推測されました。今後は、能生川の基本的な河相の分析と、このような浸食被害を防ぐ方法について調べる予定です。現地調査の案内をして下さった糸魚川振興局の皆さまに感謝を申し上げます。